2010-02-25

内向型人間はマイナス思考?

昨日の記事、内向性 外向性 性格を決めるのは脳の構造で、性格を決めているのは脳が活発に働く部分の違いによるもので、個人個人の特質であり、どちらが良い悪いの問題でないことがわかりました。

多くの人に聞くと、「そんなことはわかっている。」という答えが返ってくると思います。ところが外向性至上主義の世界では、「内向型人間=マイナス思考=悪」という構図ができあがっていて、外向型人間の思想で、語られることが多く、「言ってることはわかるけど、それでは成長がない、生きていけない、人間付き合いができない。」とわけのわからない話になってしまいます。

内向型人間と、外向型人間では、成長の考え方も、生きていく考え方も、人間つきあいの仕方も考え方が全く違うので、話がかみ合うはずがありません。

中学1年の数学で「負の数」という単元があります。マイナスでも前にマイナスがつくと、-(- )=+ プラスになるんですよ。要するに内向性、外向性、はどっちに向かっているかの違いで、プラス思考、マイナス思考とは向かう方向が同じ方向か逆方向かを言っており、異なるものだと思います。

内向型人間は、考えること、思考することに刺激を受け、外向型人間は行動することに刺激を受け、それぞれを行うことに、何のストレスも感じない。逆にストレスの発散になるのではないでしょうか。
このストレスを感じない行動をドンドンやっていくことが、プラス思考、それをやらないあるいは逆のことをやるのがマイナス思考といえないでしょうか。

内向型人間が、外向型人間のまねをすることこそが「マイナス思考」と考えられないでしょうか。
得意である考えること、を推し進めていくことにより、人を感動させる音楽ができたり、ハッとするような絵画ができたり、人生の指針となるような小説が書けたり、ノーベル賞に繋がるすばらしい研究の成果があるんだろうと思います。このようなとこはどうも、外向型人間では難しいことのような思われてなりません。
このことは、内向型人間のプラス思考の結果だと思っています。

私は中学校の卒業式の後、担任だったI先生が言ってくれた言葉を今も忘れません。
「知恵が出る者知恵を出せ、汗が出る者汗を出せ、何も出ない者はさっさと去れ!」 →→ FC2 Blog Ranking

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