2010-03-01

内向型人間の飲み会

 内向型人間がタバコを吸わない人が多いかもしれないという話は内向型人間とタバコで以前しました。次はお酒の番です。一匹ひつじ も 例に漏れずアルコールは苦手です。苦手というか、アルコールは必要ありません。何という、時代の最先端を行く、省エネ、エコ仕様でしょうか。

 もともと、体質というか、アルコール分解酵素がないのか、血液中のアルコールが分解しないようです。ビールにしてもコップ1杯が適量で、それでも、顔は真っ赤になり、鼓動は大きく早くなり、鼻は詰まり、のどが渇いて、酔っても気持ちなんか良くはなりません。

 おまけにこの限度を超えると、朝まで、眠れなくなっていまい、二日酔いならぬ睡眠不足になって、次の日はボーッとすることになってしまいます。 新入社員のころは、そんなもの訓練が足りない、とよく言われましたが、そんな簡単なものではありません。

 まあ、これは内向的人間の特質というのではないですが、一般的にもお酒が苦手な人が多いように思います。お酒が苦手と言うよりも、飲み会が苦手というのかもしれません。もともと人との関係も気を遣いますし、世間話が苦手で大勢の中では孤立し、浮いてしまう傾向があり、そんなことになることもわかっています。こんな様子を想像してください。自分もこの場にいること自体気分が悪いですし、一緒に飲んでいる外向型人間にしても、盛り上がらず、飲んだ気がしない。ということになってしまいます。

 内向型人間は自分自身を、表現する、気持ちを表に出すことを非常に嫌いますので、ある意味人の気持ちが出る飲み会は耐えられないのです。飲めない酒を無理矢理すすめられようものなら、逃げて帰りたくなります。そして、この飲み会というのが、長いんです。夕方から始まって、次の日になることも珍しくありません。仕方なくつきあっている内向型人間から見ればどう考えても時間の無駄だと思うんですが・・・

 外向型人間は酒を飲んで、何でもかんでも外に発散させて、良い気持ちでしょうが、内向型人間はいろいろ考えることで、ストレスを発散するので、長時間酒を飲んで、どんちゃん騒ぎというのは、反対にたいへんなストレスとなってしまいます。

 内向型人間は酒の席はたいへんなストレスの中でお付き合いしているのですから、少しは内向型人間の気持ちも察していただいて、できるだけ早く開放してあげてください。それがどちらのためにも良いと思うんですが、なかなかそういうことにはなりません。

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